食品トレーサビリティ研究会

食品トレーサビリティ研究会について

設立の背景・目的

 日本では、2000年ごろに大規模な食中毒事故や表示偽装事件などが発生し、消費者の健康を保護するために汚染食品の迅速な回収を行えるようにすることが求められ、また、消費者の食品に対する信頼が揺らいだため、食品の生産、加工および流通の経路を明確にすることへの消費者の要望が高まりました。そして、当時欧州の畜産品をはじめ食品において導入が進められ、法制化も進められていた「トレーサビリティ」が注目され、日本での導入の機運が高まりました。
 そこで、トレーサビリティの根幹となる「識別と対応づけ」の原理を、誰もが使用できる公知の事実として明確にする努力がされました。また、このころ、バーコード・電子タグをはじめとする自動認識技術やインターネットの普及により、食品トレーサビリティへの情報技術の活用が現実のものになりつつありました。
 これらを受けて、2001年度からの農林水産省の補助事業により、食品トレーサビリティに関わるガイドラインの作成や、モデルとなるシステムの開発・実証が行われました。
 こうした状況を背景に、食品トレーサビリティの原理と最新の知識を普及させ、システム導入の担い手を育成するために、新山・坂村らが中心となり講師を集め、2004年から京都大学で、また2005年からは東京大学でも、社会人および学生を対象とした食品トレーサビリティについての講習会を始めました。
 この講習会は、京都大学と東京大学で毎年継続的に開催され、現在に至っています。

 このうち京都大学では、もともと大学が主催していましたが、社会人向けの講習の場として継続的に実施できるよう、2018年に講師陣がメンバーとなり、主催者として「食品トレーサビリティ研究会」を設立しました。そして開催事務を担う京大オリジナル株式会社(コンサルティングや研修・講習事業を実施する京都大学の事業子会社。2018年6月設立)とともに主催する体制にしました。

体制

 会長: 新山陽子 (京都大学名誉教授、立命館大学食マネジメント学部教授)
 事務局: 一般社団法人 食品需給研究センター

 

活動内容

1.食品トレーサビリティ講習会

食品トレーサビリティに関する原理の講義から実践的な演習までを行う講習会を、2004年から開講しています。
なお、2005年からは、毎年度、東京と京都で開催しています。

2.食品トレーサビリティ管理士の検定
事業所において食品トレーサビリティの仕組みを構築したり、食品トレーサビリティに関する初級程度の研修会の講師を務めることができる能力の資格検定を、2012年から上記1の講習会受講者に対して実施しています。

3.その他情報発信など
本webサイトを通じて、食品トレーサビリティシステムの構築や普及に役立つ情報を提供します。


問い合わせ

 食品トレーサビリティ研究会についてのお問い合わせ先は、以下のとおりです。

 一般社団法人 食品需給研究センター 酒井(さかい)・山本(やまもと)
 電話:03-5567-1991(代表)  FAX:03-5567-1960  e-mail:お問い合わせはこちら

 なお、開催予定の講習会への申し込み・お問い合わせは、開催要領(講習会のページにリンク掲載)記載の問い合わせ先にお願いします。